株式会社の求人が増えると
昨年末に急きょ動きを見せた衆議院選挙の結果、与野党が逆転する選挙結果が決まる前から、すでに政権交代が予測され、マーケットはいち早くその動向をつかんでいました。それが円高に張り付いていた為替相場を動かし、円安へと振れてきたことです。それに伴って株価も上昇し始めました。年が明けて2013年、多少の振れ幅はあるものの、為替は円安傾向に落ち着き、日経平均も上昇を続けています。これによって企業の業績改善が期待されることから、増配や復配、あるいは雇用の増加にも期待が持てるようになりました。けれどもまだまだ予断を許さない悩みの種が、世界中には転がっています。けれど、ひとまず日本市場においては、ほっと一息つけたといった感じではないでしょうか。
企業の業績が上向けば、人員を増やすために求人の募集をしようかと考えるところも増えてくると思われます。特に派遣社員や契約社員などで人員を補ってきた大きな株式会社が、正社員を増やすための求人募集を行ってくれれば、それが安心感を生み、もらったお給料はまた消費に回され、経済活動が活発化することにつながります。人間、どうしても仕事をし、給与を得たうえでないと安心して生活できませんが、最低限の生活ではなかなか経済は活気づかないものです。おしゃれをしたり、旅行をしたり、食事を楽しんだりといった人生の楽しみを味わうための消費をするには、大きな株式会社で働くことが安心感につながります。この経済の上向きが求人数を増やし、ひいてはさらなる活発な日本経済へとつながってほしいものです。
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